2023年11月10日

14-136写真俳句★(1102)名残秋・秋更く

(えんのしたかぜはこびくるなごりあき)
5-IMG_0053.jpg名残秋
 

先日の強風で、遠くからも枯葉が我が家の狭庭までも飛んできました。
ウッドデッキの下へ潜った枯葉・・・
熊手で引っ張り出さなくては・・・

今、庭仕事が沢山あります。
あれやこれやと進めているのですが、体力と相談しながらです。

春の花盛りを思い浮かべながらの庭仕事。
好きで良かったですよ。




(そこここにあきのふけゆくさにわかな)
5-IMG_0055.jpg秋更け行く


haikumodoki at 08:37|PermalinkComments(10)写真俳句 

2023年11月08日

14-135写真俳句★(1025)柿干す・秋句

(べらんだにかきほすともはいまいかに)
5-IMG_0035.jpg柿干す


コロナ5類となったが、その影響は大きかったですねぇ。
まず、友と会えなくなってそのまま疎遠になってしまった人もいる。

難病を患っていた友は、毎月700字ほどの近況を書いた葉書を送ってくれていました。
何時の頃かしら? 途絶えたのは。

私が友の家に伺ったのは随分前です。
2時間以上かかる東京の外れです。
ふわふわと紙一枚が歩むような状態の友は、駅まで迎えに来てくれました。
難病は進行型でした。


ふと、友を思いだしてしまいました。
元気で居てくれればそれでよいです。





(なんびょうときょうぞんのともしゅうくよむ)
5-IMG_0039.jpg秋の句



 

haikumodoki at 09:27|PermalinkComments(10)写真俳句 

2023年11月06日

14-134写真俳句★(1025)藤袴・満天星躑躅


(どうだんつつじやきゅうかいどうのじんやあと)
5-IMG_0048.jpg満天星ツツジ
 

我が住まいは、旧水戸街道に沿った地域にあります。

旧街道は今シャッター通りに近い雰囲気です。
ですが、水戸の殿様の通られた時代から続く陣屋と言われる茅葺屋根の建物があります。

茅葺屋根の保存は大変らしいですね。
数年前に茅葺屋根を、陣屋の雰囲気を損なわないように、すっぽりと銀色の屋根で覆われてしまいました。
現代の屋根材は軽く、二重屋根の重さが気にならないような素材です。
その家の奥には、広い庭があり、そして、現代的な住まいが建っています。

陣屋が取り壊さずに維持していくことは大変だろうと思います。
が、その気持ちが何となく理解できる気もします。
さぞかし、陣屋という家柄への誇りが、この先も大切に、枯れた柱の目立つ建物を支えていくのでしょうね。

陣屋の真向かいのお屋敷も、雰囲気の良いお屋敷です。
満天星躑躅の紅葉が門前の生垣として輝いていました。

旧街道の広いお屋敷が続く街並みは、私の好きな和む風景です。



(にわのきにおとこごろもやふじばかま)
5-IMG_0042.jpg藤袴

haikumodoki at 07:37|PermalinkComments(8)写真俳句 

2023年11月03日

14-133写真俳句★(1019)コスモス・柿

(こすもすにとえばよみのははなざかり)
5-IMG_0023.jpgコスモス
 

毎年楽しみにしている菩提寺のコスモス。
今年も綺麗に咲いています。

菩提寺は果物の木が多いですが、秋にはコスモスを咲かせています。
コスモスの揺れる様は、つい、黄泉野を連想してしまいますね。
心地よい秋風も癒しになってくれました。





(ぼんしょうのねやかきのみじゅずのごと)
5-IMG_0027.jpg柿の実



haikumodoki at 07:40|PermalinkComments(12)写真俳句 

2023年11月01日

14-132写真俳句★(1025)薄紅葉・霜降る

(うきぐさとなれぬたいじゅやうすもみじ)
5-IMG_0033.jpg薄紅葉


あまりの大樹なので、このような句になってしまいました。
この留守屋敷に根付いたのも縁なのでしょうねぇ。
私たち夫婦がこの地に流れ着き根付いたのも縁だと思います。

あの暑かった夏から、ようやく秋らしい風が吹き出しました。
すぐに霜が降り、そして、しもやけなんぞが・・・

四季がある日本はステキですねぇ。
イザコザの無い良い世界が続きますように。



(しものふるみみたぶのいたがゆさかな)
5-IMG_0031.jpg霜降る

 

haikumodoki at 08:16|PermalinkComments(6)写真俳句